Copilotの「音楽生成AI Suno(プラグイン)」を試してみた
AI(Artificial Intelligence:人工知能)の進化には目を見張るものがある。
Windowsでも3種類のAI(Copilot:副操縦士)が使えるようになっている。
機能や操作方法ほぼ同じだが、一部微妙に異なる。
何れもマルチモーダルAI(Multimodal Artificial Intelligence)で、
テキスト/画像/音声/など複数の種類のデータを一度に処理できる統合されたAIモデルだ。
上手く使いこなせれば「先生要らず」(だと思う)。
(ボランティア活動「シルバーCITAサロン」も廃業に追い込まれるかも!?)
AIの名称 | アイコンの場所 | 主な特徴 | |
1 | Copilot | Bing検索窓右端 | ❶アイコンの表示方法 Edgeの[+]タブをクリック=>検索窓右 ❷検索ジャンル(カテゴリ)を選択できる ❸画像生成AI(Designer)が使える ❹プラグイン使用で作詞作曲が出来る(Suno) |
2 | Copilot in Windows | タスクバー右端 | ❶(一部の)アプリの起動が出来る ❷(一部の)[設定]画面を起動できる等々 ❸作詞作曲が出来る(Suno) |
3 | Copilot in Edge | Edgeツールバー右端 | ❶Webページとの連携 (表示されているページの要約など) ❷文書作成機能あり ❸画像生成AI(Image Creator)が使える ❹作詞作曲が出来る(Suno) |
(注)[Designer]や[Image Creator]は画像生成AIへの入り口であるが、
これらを使わなくても「何でも聞いてください」のところに
[~を描いて]とか[~を生成して]とか入力すると画像生成が出来る。
[~]は描きたい絵(画像)のイメージを文字(テキスト)(プロンプト)を入力する。
入り口は違うが使われるAIはどれも同じようだ。
注目すべきは、音楽生成AI[Suno]が使えるようになったことだ。
早速試してみよう(どの[Copilot]でもOKのようですが、ここでは[Copilot]を使った)。
❶[Bing]の検索窓右端の[Copilot]アイコンをクリック
❷[プラグイン]をクリック
❸[Suno]を[ON]に設定
❹会話のスタイル[より創造的に.よりバランスよく.より厳密に]から何れかを選択
❺「何でも聞いてください」のところに「作成したい曲のイメージ」を入力
ここでは「パソコン教室 シルバーCITAサロンの応援歌」と入れた
❻[Enter]キー
❼「歌詞は準備できました。さらにステップが必要です...」と表示され
❽続いて「完了しました!曲を楽しんでください」と表示される
❾[再生]ボタンで再生し確認する。出来栄えに納得できれば
❿[ダウンロード]ボタンをクリックし=>[名前を付けて保存]([mp4]形式で保存される)
なかなかやりますね~!。
(注意事項)
❶マイクロソフトアカウントでのサンインが必要 ❷無料で使えるのは、[1日のプロンプトの入力回数は5回まで]の制約がある
❸[Copilot in Windows],[Copilot in Edge]では、「~の曲を作って」などと
音楽生成をしたい旨を明示的に入力する
【本家のSuno】
本家[Suno]のWebサービスは、マイクロソフトやグーグルのアカウントでサインインすれば利用できる。
日本語での入力(出力)も可能だ(必要に応じて翻訳)。
[Suno]のトップ画面
早速試してみよう。
❶[創造する]をクリック
([図書館をクリックすると、過去に作成した作品一覧]が表示される)
❷[初期モード]か[カスタムモード]の何れかを選択(トグルスイッチのオン/オフ)
★初期モード :[Suno]にお任せ
★[カスタムモード]:ユーザーが詳細を設定
各モードの画面は以下の通り
❸[初期モード(カスタムモード オフ)]
①[曲の説明]のところに作成したい曲のイメージを文字で入力
②楽曲のみを望む場合は[インストルメンタル](歌のない楽器だけで演奏された曲)をオン
③[創造する]ボタンをクリック
([創造する]ボタンが反応しない時は、1日の利用制限を超えている可能性がある)
④曲が生成されるまで暫くお待ちください
⑤曲の生成が完了すると右側の生成履歴(過去に生成された曲一覧)の最下段に表示される
(画面左下にも同様のものが表示される)
⑥クリックすると右側にプレビューが表示され演奏が始まる
⑦曲名部分をクリックすると大画面で表示される
⑧ダウンロードや削除をしたい場合は、[…](三点リーダー)をクリック
⑨[削除]したい場合は、[ゴミ箱に移動]をクリック
⑩[ダウンロード]したい場合は、[ダウンロード]をクリックし
音声(Audio)(mp3形式)または画像付き(Video)(mp4形式)の何れかを選べばよい❹[カスタムモード(カスタムモード オン)]
①[カスタムモード]を[オン]にすると詳細な設定が出来る
②[歌詞]のところに[自作の歌詞]もしくは[曲のイメージ]を入力する
・[曲のイメージ]を入力すると[ランダムな歌詞を作る]が[歌詞を生成する]に変わる
・[曲のイメージ]を入力後、[歌詞を生成する]ボタンで歌詞が生成される
③何も入力しないで[ランダムな歌詞を作る]をクリックすると何故か英文の歌詞が生成される
④(歌詞なしの)楽曲のみにしたい場合は[インストルメンタル]を[オン]
⑤[音楽のスタイル]には、
・希望する音楽のスタイルを入力する(例えば「アコースティックポップ」とか)
・Sunoはアーテイストの名前を認識しないが、ジャンルや雰囲気は理解するそうです
・「演歌 哀愁」などもありか?
⑥[音楽のスタイル]を入力せずに[ランダムスタイルを使用する]をクリックすると
予め用意されたスタイルを使うことが出来る。
複数用意されているが、全て英語表記なので音楽用語が分からないと辛い。
プレビューがないのでここは一発勝負。
⑦[タイトル]に曲のタイトルを入力する
⑧[創造する]ボタンをクリック
([創造する]ボタンが反応しない時は、1日の利用制限を超えている可能性がある)
あとは、[カスタムモード オフ]の場合と同じ流れになる。
作品例:
❶歌詞のイメージ:愛犬チロ物語
❷音楽のスタイル:bouncy kids music
(注意事項)
❶マイクロソフトやグーグルアカウントでのサンインが必要
❷無料で使えるが、以下の制約がある
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