小倉山(296m) 登山
お彼岸のお墓参りを済ませたあと、嵐山の「小倉山」に登ってきました。
小倉百人一首で有名な「小倉山」です。
桂川(大堰川)左岸の嵐山公園入口(阪急嵐山駅から渡月橋をわたって直ぐを左へ約400m)からスタート。
久しぶりなので公園内をゆっくりと散策。周恩来の詩碑、角倉了以像、五分咲きの桜(?)などを
眺めながら歩を進める。
公園内のあちこちに小倉百人一首の句碑が点在。
ありました、ありました。
「おしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」(柿本人麻呂)
「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」(紀友則)
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全て見きれないので道沿いのものだけに限定。
そうこうしている内に展望台に到着。ここから眺める保津峡は絶景。休憩を兼ねて暫し景色を満喫。
さらに進むと「嵐山公園の終点」の標識、そばに「↖小倉山山頂↗」の道標があります。
右も左もOKのようですが、太い矢印の左へ行くことに。
途中幾つもの分かれ道がありますが「小倉山山頂へ↗」の道標(下の写真)までは保津川沿いに進みます。
赤や黄色のテープや布切れも参考にするといいでしょう。
「小倉山山頂へ↗」の道標からは直登で日頃の運動不足のためか息が切れました。
この道標から直登 |
見てビックリ。展望はなし(写真参照)。
標高は296mですが、これは写真測量による標高で現地測量による標高ではないようです。
(現地測量の標高はメートル以下1位まで表されます)
山頂で「どこかの登山クラブ(?)の山行(ウォーキング?)の下見をしている」という方にお会いしました。
会ったのは後にも先にもこの方だけ。人気がないのかな~小倉山。
何れにしても、これで勝手に京都市十名山の吉田山に続き2座目に登頂しました。
小倉山は無理と言う方、嵐山にお越しの際は、せめて展望台までは足を運んでみてください。
桜の季節、新緑の季節、紅葉の季節、・・・いずれも貴方を満足させることでしょう。
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山頂からの展望(パノラマ) |
山行の様子はスライドショーで。
桂川左岸より望む 京都西山連峰(の一部) |
概略行程図 |
2017年8月、小倉山で遭難・死亡事故が発生しています。
「低い山だから」と侮らず、くれぐれも慎重に行動してください。
山を無礼(なめ)たらあきまへん。手痛いしっぺ返し食らいまっせ。
京都新聞の記事(抜粋)
遭難は、登山者が多い愛宕山(924m)や大文字山(466m)のほか、
遭難は、登山者が多い愛宕山(924m)や大文字山(466m)のほか、
松尾山(276m)や小倉山(296m)など低山でも発生しているのが特徴だ。
先月末にも小倉山で男性(68)が行方不明になっている。
遭難の原因で最も多いのは「道迷い」。
登山道から外れたと気付いても引き返さずに何とかなると進んで深みにはまったり、
遭難の原因で最も多いのは「道迷い」。
登山道から外れたと気付いても引き返さずに何とかなると進んで深みにはまったり、
焦って沢に降りてしまうケースが多い。