2016年10月30日日曜日

御室八十八ヶ所霊場巡り & 成就山(236m)登山

御室八十八ヶ所霊場巡り & 成就山(236m)登山

 
以前、双ケ岡に登った時に立ち寄った仁和寺仁王門前の案内板に
「仁和寺の北側の『成就山』に『御室八十八ヶ所霊場』がある」ことが紹介されていたのが目に留まっていた。

近いうちにと思っていたが、行きそびれていた。

四国の霊場を歩こうとすると約1200kmもあるそうで
50日前後を要するらしいのですが、
それがたったの約3km、所要時間は約2時間で巡礼できる、
而も「成就山」にも登れる。

まさに一石二鳥。

もう、行くっきゃないでしょう。




仁和寺の仁王門=>中門=>金堂の前を左折=>御影堂の前を通り=>西門から真っ直ぐ西方向へ約100m。
「八十八ヶ所 一番札所」の大きな看板が。
因みに、西門を出て直ぐ右手に進むと「御室八十八ヶ所結願所 大窪寺」に行く。
ここからスタートすると八十八ヶ所を逆回りすることになり、所謂「逆打ち」 と呼ばれる巡礼方法で、
特に閏年の「逆打ち」は途轍もないご利益があるのだとか。
今年(2016年)は閏年なので今年中に「逆打ち」すれば‥。

しかし、巡礼初心者(というか素人)は、まずはオーソドックスな「順打ち」でスタート。
第一番札所は「霊山寺」 、小さなお堂が建っている。ご本尊は「釈迦如来」。
木の札に真言が書いてあった。「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」。
意味は分からないが手を合わせて唱えた。
仁王門

金堂
御影堂
御影堂前の道案内碑
「八十八ヶ所 一番札所」の看板
第一番札所 霊山寺
巡拝路に沿って進む。
道もよく整備され、ところどころに順路案内板も配置されているので快適だ。ドンドン進む。
第二十三番札所「薬王寺」付近では「双ケ岡」が、第四十三番札所「明石寺」付近では「愛宕山」がよく見える。
しばらく行くと第四十八番札所「西林寺」、「このあたり成就山頂上 約236m」の標識が。
「景色を楽しみ札所をパチパチ撮りまくっていたらいつの間にやら山頂に」という感じ。
時計を見ると登り始めてから1時間少々が経過していた。
「成就山」名前の由来はどうなんですかね? ここに登ると「願いが成就する」ということですか?
そうだといいんですがね~。
お堂の横のベンチで展望を楽しみながら暫し休憩。
巡拝路はこんな感じ
愛宕山眺所への案内板と愛宕山
成就山山頂(236m) 46番西林寺
山頂に別れを告げ、
第五十番札所「繁多寺」を過ぎると京都市内が一望できるビューポイントがある。有難いことにベンチ付きだ。
第五十三番札所「円明寺」は岩の上に立っている。難所というほどでもないが、念のためか鎖が付けてある。
足の竦む方は、裏手から回り込む手もある。
第六十五番札所「三角寺」の前は開けているが、裏手に廻るとミステリアスなスポットが。
浮御堂になっている第六十八番札所「神恵院」へは一旦下り、登り直して第六十九番札所「観音寺」という道順。
第八十六番札所「志度寺」からは平地、ほどなく結願所の八十八番札所「大窪寺」に到着。
見慣れたお寺の趣きだ。時間にして2時間少々、お疲れ様でした。

天候にも恵まれ、快適な「巡礼」と「登山」であった。気分もスッキリ。
京都市内を一望。京都タワーも
「円明寺」と鎖場
龍王が祀られています(三角寺裏手)
成就瀧(三角寺裏手)
八十八ヶ所結願所(大窪寺)
「八十八ヶ所ウォーク 」ポスター
帰りがけ、仁和寺の境内を散策。流石世界遺産、見どころは満載だ。

今年(2016年)の11月6日(日)には、「仁和寺・成就山八十八ヶ所ウォーク」が開催されるようだ。
参加費は特製スタンプ帳と保険料込で300円、受付は9:00~12:00。
紅葉の見頃にはまだ少し早いかもしれないが、『御室八十八ヶ所霊場巡り』楽しんでみては如何。
(スタンプラリーイベントについては「八十八ヶ所ウォーク 」のご案内 を参照して下さい) 


第四十八番札所「西林寺」の建っているところが「成就山(236m)」


お忙しい貴方、5分で巡礼できます(YouTube)。
 
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