2017年5月28日日曜日

近所の歴史探訪~「物集女車塚古墳」編~

近所の歴史探訪~「物集女(もずめ)車塚古墳」編~


2023年度の公開は、
05月27日~06月04日 午前10時~12時、午後1時15分~4時30分
詳細は、
をご参照ください。

チャリで15分程のところに「物集女(もずめ)車塚古墳」がある。
(「淳和天皇の棺を運ぶを埋めたという言い伝え」が名前の由来のようだ) 
近所といっても古墳の所在地は「」、京都市の隣の市だ。

「物集女(もずめ)車塚古墳」は平成28年3月1日に「国の史跡」に指定されている。
「5月末頃に石室が一般公開される」ということを聞いていたので早速行ってみた。
向日市には、幾つか古墳があるが、石室を一般公開しているのはこの古墳ぐらいではなかろうか。
而も、単なる公開だけではなく「向日市埋蔵文化財センター」の方が解説をしてくださるとのこと。

終了(16:30)間際に飛び込んだら見学者は私一人。貸し切り状態だ。
係員の方に案内されて石室内部へ。ひんやりとした空気が漂っている。
玄室は立入禁止ということで玄室手前のところで解説をお聞きした。
玄室は天井が高く、想像以上に大きかった。
石棺以外に3人が木棺で追葬されていたとのことで都合4人が埋葬されていたようだ。

懇切丁寧な解説を聞きながら、被葬者の人物像に思いを巡らしているうちに予定時間が終了。
「写真撮影OK」とのことでしたので玄室内部を何枚かパチリ。大変有意義な時間であった。
ご案内いただいた係の方に深謝申し上げます。

Thanks.

物集女車塚古墳(左上の木のあたりが後円部)
玄室と石棺
玄室の天井部分
玄室への通路(羨道)
なお、「一般公開は毎年この時期(5月末頃)に行われている」とのことなので、
見逃した方は次回の一般公開時に見学されることをお薦めします。
(問い合わせ先:向日市文化財調査事務所)

また、スマホやタブレットをお持ちの方は、専用アプリをインストールすれば
築造当時の姿を AR・VR によって現地で実物大で体感できるサービスも提供されているので
そちらも是非体験してみては如何でしょうか。
(同様のサービスは「史跡 長岡京跡」でも実施されているようなのでそちらにも足を運んでみて下さい)












【関連雑学】
物集女車塚古墳は、淳和天皇の棺を運んだを埋めたということから、その名が付いたといわれています。
古墳から北西に250mほど行ったところには「淳和天皇御火葬所」があり、遺骨は西山連峰の小塩山に埋葬されたといわれています。小塩山山頂には「淳和天皇 大原野西嶺上陵」があります。

「淳和天皇御火葬所」

古墳シリーズ




2017年5月27日土曜日

今年(2017年)初めてのサンガ応援

今年(2017年)初めてのサンガ応援

お天気も良いので、久しぶりに「京都サンガ(14位)」の応援に行ってきました。
今日は「FC岐阜(12位)」との戦い。

スタジアムの周りの木々は、新緑が鮮やかで綺麗。
スタジアムの中は、爽やかな風が吹き抜け絶好の観戦日和でした。

結果はご覧の通り。最近の試合はドロー(draw)が多かったが、ご多分に漏れず今日もドロー、残念。



新緑が鮮やかで綺麗
紫魂

今日は、「KYOCERA SPECIAL DAY」ということで、タオルをいただきました。謝謝。

(Kick off 15:00 観客数8,100人)

2017年5月21日日曜日

♪ この木何の木 気になる気になる‥♪ スモークツリー

この木何の木 気になる気になる‥♪  スモークツリー(Smoke Tree)


よく「この木何の木?」と聞かれます。
「"スモークツリー"だと思います」と答えていますが確証はありません。

もう何年も前に苗木を植えたところまでは記憶にあるのですが、
苗木に付いていた名札はすっかり忘れてしまいました。
調べると、どうやら「スモークツリー(煙の木)」らしい。

随分大きくなって今年も見事に咲きました。
近所では珍しいのか、皆さん見上げながら通って行かれます。

下から見上げる
上から見下ろす
花穂
ただ、花穂が枯れ落ち、
「風にのってあちこち飛散したものを集めたり、雨が降って地面にへばり付いたものを履きとったり」
と後始末が大変です。

2017年5月13日土曜日

Dell INSPIRON N5010 Windows10(Ver.1607)をVer.1703にアップデートしてみた

Dell INSPIRON N5010 Windows10(Ver.1607)をVer.1703にアップデートしてみた


久しぶりに「更新とセキュリティ」を見ると
「お待たせしました!間もなくWindows Creators Updateをお使いいただけます。
いち早く手に入れる方法を 確認しますか?」の表示が。
その下に「はい。方法を確認する」とある。

「Windows Creators Update」は、2017年4月11日から配信が開始された、
昨年8月の「Windows 10 Anniversary Update」に続く大規模アップデートのようだ。

様々な新機能が搭載されているようだか、その名の示す通り[Creator]向けか?
数か月かけて通常のWindows Updateで順次配信されるようだが、一足先に試してみることに。
(この場合は「更新アシスタント」が必要になるようだ)

早速、「はい。方法を確認する」をクリック。
1. 「Windows Creators Update提供開始」の画面が表示される。
2.「更新アシスタント起動」をクリック。 
3.「Windows 10 Update Assistant」で「Windows 10 ソフトウェアのダウンロード Webサイト」をクリック。
4. デスクトップに「Windows 10 Updategrade28085」のアイコンが作成されるのでクリック。
5.「Windows 10 アップグレード アシスタント」のアイコンが作成されるのでクリック。
6.「Windows 10の最新バージョンへの更新」画面が表示されるので[今すぐ更新]をクリック。
7.互換性のチェックが行われ「このPCはWindows 10と互換性があります」の画面で[次へ]をクリック。
8.「更新プログラムを準備しています」の画面。少々時間(約30分)がかかります。画面の最小化、別の作業可。
9.「更新プログラムの準備が出来ました。更新を完了するにはPCを再起動する必要があります」の画面で
 「今すぐ再起動」をクリック。(何もしないと30分後に再起動が行われる。「後で起動する」の選択も可)
10.「更新プログラムを構成しています」の画面。少々時間(約1時間)がかかります。途中2回ほど再起動されます。
11.「Windows 10へようこそ」の画面で[次へ]をクリック。
12.「デバイスのプライバシーの設定の選択」で、
  位置情報、音声認識、診断、基本、関連性の高い広告などに関する設定をします。
  (この設定は後で変更できるようです。取りあえず全て「オフ」としました)
13.[戻る][承諾する]で[承諾する]をクリック。
14.「Cortana」に関して[戻る][今は実行しない][Cortanaを使う]のいずれかを選択します。
15.「Windows Creators Updateへようこそ」の画面で終了。

何だかんだで約2時間かかりました。
付きっ切りの必要はありませんが、途中設定などを求められますので「Windows Creators Update」は
余裕のある時に実施した方がいいでしょう。


結果:
1.不具合は発生しませんでした。
2.まだ新機能を試していませんので何とも評価できませんが、
  3Dオブジェクトを簡単に作れるという「ペイント3D」は試用してみたい。
3.それ以外の「体感的な変化」は特になし。

「通常のユーザーであれば、急いでアップデートする必要はなさそうだ」

同じ機種をお使いの方の参考になれば幸いです。

2017年5月7日日曜日

近所の歴史探訪 ~「蓮生塔)」編~

近所の歴史探訪 ~「蓮生塔」編~


  近所に「蓮生塔」とよばれる宝篋印塔が建っている。 「宇都宮頼綱(法名 蓮生)」の供養塔だ。
蓮生塔
蓮生塔 案内板
案内板には、
蓮生塔
  宇都宮頼綱(法名 蓮生)の供養塔である。頼綱は、下野(しもつけ)国(栃木県)宇都宮を本拠と
する坂東の名族宇都宮氏の鎌倉時代初期における当主であって、執権北条時政の女婿で、有力御家人の一人であった。
  元久2年(1205)8月、幕府に対する謀反の疑いを受けて出家し、実信房蓮生と号した。のち、京都に来て浄土宗に帰依して法然上人に仕え、上人没後は法然の弟子西山上人証空に師事して、善峰往生院の再興を助けるとともに、自らはここ下津林に寺を建てて住した。これが蓮生寺の起こりである。 
 また、蓮生は和歌を好み、歌人としても有名で、藤原定家と親交を結び、その娘は定家の嫡子為家の妻となっている。有名な「百人一首」も蓮生の撰と伝えられている。正元元年(1259)11月に没した。88歳であったと伝えられる。
 また、東方下津林鎮守五社神社境内には「暦応2年願主蓮性」(北朝年号1339年)の銘の入った石燈籠が立っている。豊臣秀吉がしきりに所望したと伝えられる名品である。
 京都市

 公家の藤原定家が選んだ秀歌撰の「小倉百人一首」の成立に関係しているようだ。

嵐山公園の手前にある「小倉百人一首殿堂 時雨殿」の館内案内パンフレットには、
小倉百人一首は、藤原定家の息子為家の妻の父である宇都宮頼綱(蓮生)の求めにより、頼綱の嵯峨野の別荘(筆者注)に貼る色紙に百首の歌を選んだことに始まるとされています。
小倉百人一首殿堂 『時雨殿』は、小倉山の麓にあった定家の山荘"時雨殿"にちなみ命名しました」とある。
(藤原定家と宇都宮蓮生はそれぞれの息子、娘の結婚により親戚関係にあった)

(筆者注)嵯峨野の別荘跡には「百人一首ゆかりの地 中院山荘(ちゅういんさんそう)跡」 の案内板がある。
隣には「小倉山荘(藤原定家の山荘)旧址厭離庵」の碑がある。
中陰山荘跡 案内板
小倉山荘旧址厭離庵碑
 小倉百人一首殿堂 時雨殿
「小倉百人一首は、宇都宮頼綱(蓮生)の依頼から始まった」ということか。
「小倉百人一首」とこのような繋がりがあった人物がかって近所に住んでいたとは‥
「驚き桃の木山椒の木」だ。

 蓮生塔の東に「五社神社」がある。
「豊臣秀吉がしきりに所望したと伝えられる名品「暦応2年願主蓮性」の銘の入った石燈籠が立っている」。
ということなので早速「五社神社」に行き石灯籠の写真をパチリ。案内板が建っている。
(当時は「蓮生」ではなく「蓮性」と表記していたのか?。それとも案内板の誤りか?)

宇都宮頼綱(蓮生) 寄贈の燈篭
暦応2年願主蓮性 と読める?
五社神社
五社神社 由緒書き



2017年5月3日水曜日

近所の歴史探訪 ~「山陰街道」編~

近所の歴史探訪 ~「山陰街道」編~


「灯台下暗し」と言うか、長年住んでいても近所のことは知らないことが意外と多い。

近所を走っている「山陰街道」もその一つだ。

「山陰街道」は、京の七口の一つである「丹波口」を起点とし文字通り「山陰地方」に抜ける街道。
(「丹波口」は、JR嵯峨野線の「丹波口駅」にその名を残している)
(七条通りと千本通りの交差点の西(京都市中央卸売市場前)に「丹波口」を示す道標がある)

「山陰街道(ほんの一部)」沿線の歴史(史跡)を探訪してみることに。
今回は、近所の桂大橋中央付近から西山連峰の素晴らしい眺めを楽しみながら西詰の「常夜灯」からスタート。
=>「近所の歴史探訪 ~「山陰街道(その2)」編~」では、
 「維新殉難志士墓」から「旧山城国(京都)と丹波国の国境」までをご案内します。

桂大橋中央部付近から嵐山方面を望む
【①[桂大橋西詰常夜灯]から[⑥隆平そば]】
桂大橋の中ほどから西山の素晴らしい景色を眺めながら橋を渡ると江戸時代に建立された「常夜灯」がある。
右手に進むこと数百メートル、左手に「桂離宮」が見える。今は予約なしで入れるが満員になり次第締切。
 ★11時受付開始。見学時間は1時30分、2時30分、3時30分の中から選択。各回20人。
 ★本人確認があるので身分証明書は必携。
「桂離宮」の前の道を進むと「御霊神社」がある。神社の右手奥が「極楽寺」だ。
「極楽寺」は八条宮家の位牌所、庭が京都市指定名勝になっている。
常夜灯の道を挟んで反対側に老舗の和菓子屋「中村軒」がある。その裏手には「隆平そば」。
なんでもミシュラン☆だそうだ。
No 見所 One Point
常夜灯 A 弘化3年(1846)建立
桂離宮 八条宮家が造営した離宮。予約なしでOK。満員になり次第締切。本人確認あり
御霊神社 祭神は、平安時代の三筆のひとり橘逸勢
極楽寺 八条宮家代々の位牌所で、庭が京都市の指定名勝
中村軒 明治16年創業という和菓子の老舗
隆平そば ミシュラン☆
写真をクリックすると拡大表示でご覧になれます。
①桂大橋西詰 常夜灯
②桂離宮入口
②桂離宮 参観手続き
③御霊神社
③御霊神社 由緒書き
④極楽寺
④極楽寺 案内板
⑤中村軒
⑥隆平そば
[⑥隆平そば]から[⑫西山別院]】
常夜灯から先に進むと右手奥に「春日神社」があるが、由緒書きがないので詳しいことはわからない。
桂川街道との交差点を過ぎると急に道が狭くなる。交通量も多いので事故には要注意。
直ぐに「地蔵寺(桂地蔵)」がある。
平安時代、地獄に行き来したという小野篁(おののたかむら)が彫ったと伝わる地蔵菩薩が祀られている。
右手に阪急桂駅(東口)に行く道があるがそのまま直進。右手に区内唯一の銭湯(スーパー銭湯除く)「桂湯」。
 少し行った信号のある交差点右角に「孝子儀兵衛翁之墓 西南六丁」と書かれた碑がある。
 (孝子儀兵衛翁」については、別項近所の歴史探訪 ~「孝子儀兵衛翁」編~」を参照されたし)。 
右に曲がってすぐ「右 西山御坊 よし峰 大原の 岩くら」、「左 むかふ町 あわふ ながをか やなぎ谷」
と書かれた道標がある。西山別院は目と鼻の先だ。
西山別院は久遠寺と称し、平安時代の始め伝教大師 最澄によって開かれた。
No 見所 One Point
春日神社  
桂地蔵寺 小野篁が彫った六体の地蔵菩薩の一つ。都の六つの街道の入り口に安置された。
桂湯 区内唯一の銭湯(スーパー銭湯除く)
孝子儀兵衛翁之墓之碑 「西南六丁」とある。一丁109.9mとして約660m。
道標 「右 西山御坊 よし峰 大原の 岩くら」、「左 むかふ町 あわふ ながをか やなぎ谷」
西山別院 久遠寺。(西)本願寺京都四ケ別院の一つ。伝教大師 最澄によって開かれた
⑦春日神社
⑧桂地蔵寺
⑧桂地蔵寺 由緒書き
⑨区内唯一の銭湯「桂湯」
⑩孝子儀兵衛翁之墓(西南六丁)の碑
道標⑪
西山別院⑫
西山別院⑫
西山別院 由緒書き⑫

【[⑫西山別院]から樫原交差点】
西山別院(東門=>南門)を抜けて右手に進むと阪急「川岡踏切」がある。
踏切を渡ったすぐに松尾(大社)七社の一つとされている「大宮社」がある。 
少し行った左手に「
孝子儀兵衛翁墓参道」の碑がある。
参道を進むと、[三宮神社]=>[革嶋春日神社]=>[冷聲院]に至る。
冷聲院は
孝子儀兵衛翁」の菩提寺だ。孝子儀兵衛翁」を称える東郷平八郎筆の顕彰碑もある。
孝子儀兵衛翁墓参道」の碑に戻って先に進むと
「京都市歴史的意匠建造物」に指定された
風格ある古風な家がある。
少し先の左側の民家の軒先に「孝子儀兵衛翁舊蹟」の石碑がある。「孝子儀兵衛翁」の住居跡だ。
先に進むと物集女(もずめ)街道と交差する樫原交差点に出る。
No 見所 One Point
大宮社 松尾七社の一つとされている 
孝子儀兵衛翁墓参道の碑 孝子儀兵衛翁墓参道の碑。
三宮神社 祭神は、有名な「山彦」の子「鵜葺草葺不合命」で神武天皇の父。
革嶋春日神社 ご当地の領主「革嶋家」縁の神社
冷聲院 孝子儀兵衛翁の菩提寺(注)
京都市歴史的意匠建造物 風格のある建物(写真参照)
「孝子儀兵衛翁舊蹟」の碑 孝子儀兵衛翁の住居地跡
 (孝子儀兵衛翁」については、別項近所の歴史探訪 ~「孝子儀兵衛翁」編~」を参照)。


⑬大宮社
⑭孝子儀兵衛翁墓参道の石碑
⑮三宮神社
⑮三宮神社 祭神
⑯革嶋春日神社
⑯革島春日神社 由緒書き
⑰冷聲院
⑱京都市歴史的意匠建造物
⑲「孝子儀兵衛翁舊蹟」の石碑
【樫原交差点から[㉖玉村家]】
山陰街道と物集女(もずめ)街道の交わるところが「樫原」。古くから交通の要所、物流の拠点として
栄えたようだ。山陰街道最初の宿場町でもありよく保存された古い町並みが続く。
樫原陣屋跡(本陣)は京都市指定有形文化財になっている。
この辺りは「西京樫原界わい景観整備地区」に指定されており見所満載。
ゆっくり時間をかけて景観や歴史を楽しみたいものだ。
No 見所 One Point
郷倉 年貢米等が収蔵される。平安時代に起源。
「勤王家殉難之地」の碑 蛤御門の変に敗れた長州藩志士3名の殉死の地
小畠川 明智川とも呼ばれる。本能寺の変のあと光秀がここで落馬したとか
油商 小泉家 実際に使われていた当時の油壷が展示されている
龍淵寺 辻のお地蔵さんが祀られている
「揚げ素戸、ばったり床机」のある家 「揚げ素戸、ばったり床机」は写真を見ての通り
玉村家 樫原陣屋跡(本陣)。京都市指定有形文化財。


⑳郷倉
⑳郷倉 案内板
㉑「勤王家殉難之地」の碑
㉒小畠川(明智光秀落馬?)
㉓油商 小泉家の当時の油壷
㉓小泉家の由来
㉔龍淵寺
㉔龍淵寺(辻のお地蔵さん) 由緒書き
㉕揚げ素戸、ばったり床机
「揚げ素戸、ばったり床机」 案内板
㉖樫原陣屋跡(本陣)
㉖樫原陣屋跡(本陣)案内板


【玉村家から維新殉難志士墓
樫原陣屋跡(本陣)から少し行ったところが「札の辻」。樫原宿の西の端になる。
案内板を読むと「樫原宿場街」は随分と発展していたようだ。
向かいには「三宮神社御旅所」。左手に進むと新山陰街道と交わる交差点がある。
交差点手前右手に「福水大明神」の小さな社。「福水大明神」ってどんな神様?
「福水」は、元日の朝最初にくむ水のことだ。近くに池があるのでやはり「水」関連の神なのでしょうか?。
交差点を渡って進むと「三宮神社」「三宮天満宮」があり、神社の前には国の史跡に指定された「樫原廃寺跡」がある。
「樫原廃寺跡」は公園化されており八角堂の礎石が復元されている。
「札の辻」に戻って左手に池を見ながら進むと「樫原札の辻三志殉難の地」の案内板が見える。
丘の中腹に3人の墓がある。今回はここが終点だ。
No 見所 One Point
札の辻 樫原宿の西の端。札場があった。愛宕灯籠(天保14年)、「左 松尾嵐山道」の道標
三宮神社 御旅所三宮神社㉚の御旅所
福水大明神
三宮神社祭神は、素盞鳴大神、酒解大神、大山昨大神
三宮天満宮 祭神は、言わずと知れた菅原道真公
樫原廃寺跡 7世紀半ば(飛鳥時代後期)に建立された。公園化され八角塔の礎石が復元されている
維新殉難志士墓 B ㉑蛤御門の変に敗れた長州藩志士3名の墓
㉗札の辻
㉗「左 松尾嵐山道」 道標
㉗札の辻 案内板
㉘三宮神社 御旅所
㉙福水大明神
㉚三宮神社
㉚三宮神社 由緒書き
㉛三宮天満宮
㉜樫原廃寺跡(八角塔跡)
㉝「維新殉難志士墓在 丘上」の碑
㉝維新殉難志士墓 案内板
㉝維新殉難志士墓

続きは「近所の歴史探訪~「山陰街道(その2)」編~」でお楽しみください。
(山陰街道(その2)では、「維新殉難志士墓」から「旧山城国(京都)と丹波国の国境」までをご案内します)

【結び】
見どころ満載、歴史の宝庫「山陰街道」。皆様も一度歩かれてみてはいかがですか?。
 (但し、道幅が狭く交通量も多いので、くれぐれも事故にはご注意下さいませ)

皆様の近所にも知らないところが沢山あると思います。
じっくり見て廻れば、きっと新しい発見があるはずです。

【アクセス】
桂大橋西詰常夜灯:京阪京都交通/市バス33系統 桂離宮前(または桂大橋)下車。
             または阪急桂駅東口から徒歩約10分
維新殉難志士墓  :京阪京都交通/市バス33系統 三宮(札の辻のところ):下車。

【所要時間】 ゆっくり歩いて約2時間。桂離宮を見学するともう少し時間がかかるかも。

近所の歴史探訪「街道」編は、
 ①近所の歴史探訪~「山陰街道」編~
 ②近所の歴史探訪~「山陰街道(その2)」編~  
 近所の歴史探訪~「西国街道(その1)」編~
 近所の歴史探訪~「西国街道(その2)」編~
 近所の歴史探訪~「西国街道(その3)」編~
 近所の歴史探訪~「物集女街道」編~
 近所の歴史探訪~「桂川街道」編~
の以上7編で完結です。