2017年4月30日日曜日

近所の歴史探訪 ~「孝子 儀兵衛 翁」編~


近所の歴史探訪 ~「孝子 儀兵衛 翁」編~


普段何気なく歩いている道、愛犬との散歩道に 「孝子儀兵衛翁」の碑が幾つも建っている。
「孝子 儀兵衛 翁」 って誰?。
碑を順に辿っていくと、
[孝子儀兵衛翁之墓 西南六丁(一丁109.9mとして約660m)] => [孝子儀兵衛翁之墓参道]=>
冷聲院(りょうしょういん)」に着く。
(参道の碑から西に200mほど行った左手に儀兵衛翁の住居跡を示す「孝子儀兵衛翁舊蹟」もある)


孝子儀兵衛翁之墓 西南六丁
孝子儀兵衛翁之墓参道
孝子儀兵衛翁舊蹟(住居跡)

冷聲院(りょうしょういん)の門前には駒形札が立っている。
黒ずんでいて読みにくいが、目を凝らしてみると
「境内には、親孝行で有名な儀兵衛や明治維新期にこの辺りに住んだ郷士 山口直の墓がある。
儀兵衛は、1724年四条堀川で生まれ、生後すぐ川島村に養子に出された。十歳の時に養父が亡くなり、
その後三十九年間にわたって貧しい家庭で体の弱い養母を支えた
儀兵衛の孝行は当時からよく知られたが、大正七年(1918年)には尋常小学校修身に掲載された
境内には、東郷平八郎筆の顕彰碑もあり、毎年十月五日の命日にはその徳をたたえる『孝子祭』が
行われている」
と読める(儀兵衛関連部分のみ抜粋)。

 「孝子 儀兵衛 翁」とは、
「養子であるにもかかわらず、義父母の面倒をよく見たという、まさに儒教で言う[孝子(こうし)]でした」。

冷聲院
冷聲院
孝子儀兵衛翁 菩提寺
冷聲院 駒形札
孝子儀兵衛翁之墓
東郷平八郎筆の顕彰碑
東郷平八郎筆の顕彰碑には「忠誠貫於金石 孝弟通於神明」とある。「忠誠は金石を貫き、孝悌は神明に通ず」。
孝悌(こうてい)とは、
「儒教における根本的な徳目の一つで、親や兄姉といった年長者に対する崇敬を意味する概念」だそうだ。

冷聲院(りょうしょういん)は、鎌倉時代以降の領主であった革嶋家が1582年に創建したそうで、
近所には革嶋家ゆかりの「革島春日神社」等がある。
また「革嶋城公園」と名付けられた小さな公園があり、近くの民家には「革嶋館調査成果」が展示されている。
かってこのあたりに「革嶋城(館?)」があったようだ。
革嶋春日神社
革嶋春日神社 由緒書き
革嶋城公園
【ご参考】
❶善行碑
川岡小学校の構内に、孝子儀兵衛や村(当時の川岡村)内の日露戦争戦没者の善行を顕彰するために建立された
「善行碑」がある。
普段は入れないが、選挙の投票所になっているのでその時に撮影。

「まことある人のこゝろのしら玉のひかりそ御代のひかりなるらむ」

❷「孝子儀兵衛翁之墓 西南六丁」碑のそばの掲示板に解説文が掲示されている
尋常小学修身書 巻5より
尋常小学修身書 巻五 第十課[孝行]

(行状聞書・京都人物誌参照)

2017年4月2日日曜日

Google Mapにパックマン現わる

Google Mapにパックマン現わる

久しぶりにGoole Mapを使おうと開いてみると、左下に変な画像が。「ウィルスにやられた?」と少々焦った。
念のため、ネットで調べると、どうやら[April fools]に因んだGoogleの遊び心、サービスのようだ。
「Google Mapでパックマン」。粋なことをするね~。

クリックすると

遊び方がわからない場合は、[Learn More]をクリックしてヘルプを参照してください。
期間限定のようなので、感心のある方はお早めにどうぞ。

2017年4月1日土曜日

木蓮(もくれん)並木

木蓮(もくれん)並木


愛犬との散歩道に木蓮(正確には「白木蓮」)の花が今を盛りと咲き誇っています。
青空を背景に撮影したいと思い機会を伺っていましたが先日の雨でかなり散ってしまいました。残念。
それでもまだまだ見ごたえ十分。

木蓮並木を南に行くと桂駐屯地があります。
今年も「桂さくら並木公開」が開催されていましたので少し足を伸ばして行ってきました。
「さくら」の方はサッパリでしたが、模擬店や軽音楽部のミニコンサート、楽しませていただきました。
(昨年の「桂さくら並木公開」は満開でしたが、今年は1週間程度遅くなりそうですね)

(2019年の桂さくら並木公開は、4月6(土)、7(日)の10:00~16:00)

近所の桜 開花状況(4月1日現在)
西山別院 桜開花状況(ちらほら)
「桂さくら並木公開」ポスター
桂駐屯地で最もよく咲いていた桜
本年度、桂駐屯地の行事として
 08月9日 桂駐屯地納涼夏祭り
 11月5日 桂駐屯地創立63周年記念行事
が予定されているようです。駐屯地が一般公開されます。感心のある方は是非どうぞ。