2017年3月25日土曜日

これぞ超名曲コンサート

これぞ名曲コンサート



これぞ名曲コンサート」、何とも仰々しいタイトルですが、曲目を見れば御尤も。

クラシックファンならずとも、一度は聴いたことのある曲ばかり。
而もそれこそ超有名なパーツが厳選され、メゾソプラノの独唱曲も幾つか組み込まれるなど
バリエーション豊かな内容で大いに楽しめました。

アンコール曲は、定番の「ラデツキー行進曲」、観客と一体となり大盛り上がり。

このコンサートは「平成28年度文化芸術活性化パートナーシップ事業」の一環として行われたとのこと。
奏者は「京都フィルハーモニー室内合奏団」。
「クオリティーは高く、ステージは楽しく」がモットーとのことですが、正にその通りの楽しいひとときでした。
次年度もパートナーシップが決まったようで楽しみです。

Thanks

2017年3月12日日曜日

Windows「ムービーメーカー」サポート打ち切り

Windows「ムービーメーカー」サポート打ち切り


マイクロソフトが提供していた「ムービーメーカー」を含む、
無料ソフト群「Windows Essentials 2012」のサポートが2017年1月10日に打ち切られました。
新規ダウンロードも出来なくなっていますが、インストール済みの場合は、そのまま継続して利用出来るようです。
(サポート終了後はセキュリティ更新プログラムが提供されないので、セキュリティリスクは高まる)

Windows 10ユーザーに対して「Windowsストアからアプリを提供する」とアナウンスされていますが、
今のところ提供されていません。

(音楽付き)スライドショー」的な使い方、例えば
複数枚の画像(写真)に音(音楽)を入れ、画像の切替効果やキャプションの特殊効果などを楽しむものであれば、
何も「ムービーメーカー」に拘る必要はなく、身近なプレゼンテーション用ソフトでも代用可能と思われます。
少し検証してみました。

主な「プレゼンテーション用」ソフト
プレゼンソフトの一例 音楽 動画保存 価格
ムービーメーカー 無料
パワーポイント 有料(注2)
Googleスライド ✕(注3) 無料
Impress(注1) 無料
(注1)Libre Officeの中のプレゼンテーション用ソフト(無料で使用可能)
(注2)MicroSoft Office「Home&Business」に含まれる。「Personal」の場合は別途購入が必要。
(注3)[Googleスライド]=>[ppt形式で保存]=>[Power Pointで動画化]
   (但し、切り替え効果やアニメーション効果は上手く変換できない場合がある)

画像の切り替え効果やアニメーション効果はそれぞれ特徴があり、好みもあって一概に評価出来ません。
しかし、何れも「ムービーメーカー」と違って画像(写真)の上に、画像や図形を貼り付けることができ、
而も、貼り付けた画像や図形に様々な効果を付けることが出来ます。
特に「パワーポイント」は その種類が多く、使い方次第では「ムービーメーカー」を凌駕するようなことも出来そうです。
先ずは、挑戦(チャレンジ)してみることが大切です。

「パワーポイント2013」で作成したものを動画化(mpg4形式)したものです。
 

「Googleスライド」で作成

結論としては、スライドショー的な使い方であれば「ムービーメーカー」でなくても
プレゼンテーション用ソフトで代用出来そうです。
但し、[音(音楽)使用の有無]、[YouTubeなどへの投稿]などを考えると、上記ソフトの中では
「パワーポイント」に軍配が上がります(有料なのが難点)。


新たにパソコンを購入予定の方は、多少高くなりますが、
「Office Home&Business Premium」がプリインストールされているモデルを購入されると
「パワーポイント」が使えるようになり、「遊びの幅は「ぐ~ん」と広がる」と思います。

2017年3月5日日曜日

「嵐山」の「蔵王大権現」

「嵐山」の「蔵王大権現」

「嵐山」に「蔵王大権現」が祀られているのをご存知でしたか?
対岸(左岸)から、「嵐山」の裾を眺めていると、何やら鳥居のようなものが目に止まり、
早速行ってみました。

「嵐山」の「蔵王大権現」は、桂川右岸、渡月橋から西へ200mほど行ったところにありました。
狭い道路の脇にひっそりと鳥居が佇んでいます。川の景色に気を取られていると見逃してしまいます。
鳥居から蔵王堂に続くと思われる参道(?)が見えますが、かなり荒れている様子で危険そう。
鳥居の前で参拝。



 「蔵王権現」は、7世紀頃の修験者「役行者」(正式名は[役小角(えんのおづぬ])」)が
奈良県の大峰山系の山上ケ岳(1,719m)山頂で厳しい修行の末に感得したと言われる
忿怒の形相の神で修験道の守護尊。インドや中国起源の神でなく日本独自の尊像だそうです。
(権現とは「権(かり)の姿で現れた神仏」の意味とのこと)

「役行者」が開山したと伝わる修験の山は全国あちこちにあります(京都の愛宕山(924m)もその一つです)が、
「嵐山」は山岳修行をするような険しい山だとは思えません。
なぜ「嵐山」に「蔵王権現」が祀られているのでしょうか?。
次の5つからお選び下さい。
 1.役行者が開山した?
 2.後嵯峨上皇が嵐山の対岸の仙洞御所に吉野の桜を移したとき同時に勧請した?
 3.室町時代に作られた能の演目に「嵐山」というのがある。
    そこには、「木(子?)守の神」、「勝手の神」、「蔵王権現」が登場する。これを具現化した?
 4.愛宕山の「愛宕大権現」の向こうを張った?
 5. ?


「嵐山」の北西には「山上ケ峰(482.2m)」と呼ばれる山もあります。
以前登った時は、山名の由来など気にもしていなかったのですが、名前の類似性からヒョットしたら
「役行者が修行したという奈良県の「山上ヶ」を模して命名した?」
とも思われ、謎は深まるばかりです。是非、由緒書きを設置して欲しいものです。
(「山上ケ峰」については別項「嵐山(382m),松尾山(275.6m),烏ケ岳(398m),三上ケ峰(482.2m) 登山」を参照)
山上ケ峰(482.2m) 山頂標識
 「役行者」は市内のあちこちの神社にも祀られています。
また南区には「蔵王権現」や「役行者」を祀る「蔵王堂(光福寺)」があり、
子守大明神、勝手大明神なども祀られています。
関心のある方は是非お訪ね下さい。

早尾大明神
猿田彦神社
五社神社

 蔵王堂光福寺

関連雑学

1.宮城県と山形県に跨る蔵王連峰(蔵王山)は、吉野から蔵王権現が勧請され、
  平安時代には修験者が修行するようになったことから「蔵王山と呼ばれるようになった」
  とも言われています。
2.毎年11月に行われる「嵐山もみじ祭り」は、嵐山や小倉山のもみじの美しさを讃え、
  辺り一帯を守護する「蔵王権現」に感謝する行事だそうです。
3.その後、ネットで調べると「嵐山国有林について - 林野庁 - 農林水産省」という資料があった。
  それによると、クイズの正解はどうやら[2]のようだ。
ご参考までに。

【おまけ1】
サービスショットをどうぞ。
嵐山の夕暮れ (蔵王大権現鳥居前から比叡山方面を望む)

蔵王堂 (嵐山山腹)
【おまけ2】
役行者は祇園祭(後祭)の山鉾巡行にも登場します。