2021年2月14日日曜日

「ボイスレコーダー」を試してみた

「ボイスレコーダー」を試してみた


Windows10には「ボイスレコーダー」なるものが付属している。
文字通り「声(音)を録音」するためのアプリだ。

ボイスレコーダー」を使えば、 
 ❶声(音)を録音
 ❷音楽に声を重ね合わせ録音(カラオケ練習用)
 ❸パソコンの発出する音を録音
などが簡単に出来ます。

【イメージ図】
【流れ】
サウンド設定(準備)
 マイク音とパソコン音を重ね合わせたり、パソコン音を録音するためには
 「ステレオミキサー」機能を[有効]にする必要があります。
  ①タスクバー右端の通知領域にある[スピーカーアイコン]を[右クリック]
  ②メニュー内の[サウンド]をクリック
  ③[録音]タブをクリックし[ステレオミキサー]の有無を確認
  ④[ステレオミキサー]が表示されていなければ、空白部分で[右クリック]
  ⑤[無効なデバイスの表示]にチェックを入れる
  ⑥[ステレオミキサー]が表示されたらアイコン上を[右クリック]し[有効]にチェックを入れて[OK]

【ボイスレコーダーの操作パネル】
 [ボイスレコーダー]は[すべてのプログラム]の中にあります。
 [ボイスレコーダー]をクリックして起動する(結構時間がかかる)と以下の画面が表示されます。

    ①録音されたもの(録音ファイル)一覧が表示されます。
   ファイル上で[右クリック]すると(削除,名前の変更,ファイルの場所を開く)などが表示されます。
  ②[録音ボタン]([録音]を始めたい時にクリック)。
  ③録音したものの再生(試聴)。左側のファイルを選択し[再生ボタン]。
  ④録音ファイルの加工(トリミング、削除、名前の変更など)。

【録音の開始、停止、再生(試聴)】
  ①[録音]ボタンをクリックすると[録音]が開始されます。
  ②[録音停止]ボタンをクリックすると[録音]が終了します。
  ③左側の録音ファイル一覧に[レコーディング]というファイル名で表示されます。
  ④[再生]ボタンをクリックすると直ちに再生して試聴できます。
  ⑤必要に応じて録音ファイル名を[右クリック]して[名前の変更]をします。


【編集(トリミング)】
 録音した音声ファイルの前後に無音の部分や雑音が入る場合があります。
 [トリミング機能]を使って余計な部分を削除します。
  ①[トリミング]したい音声ファイルを選択します。
  ②[トリミング]ボタンをクリックします。
  ③[トリミングされたセクションの開始/終了](●(黒丸))をドラックして残す範囲を決めます。
   ●(黒丸)で囲まれた部分が残ります。
  ④[トリミング]が完了したら[保存]ボタンをクリックします。
  ⑤[オリジナルを更新(上書き保存)]または[コピーを保存]の何れかを選択します。 
【音声ファイルの保存先と拡張子】
 録音された音声ファイルは、
 ①[ドキュメント]の中の[サウンドレコーディング]フォルダーの中にあります。
 ②音声ファイルの拡張子は[.m4a]です。
 ③[ダブルクリック]して開くと[Groove ミュージック](標準設定)が起動し再生されます。

【その他】
 ①パソコンの音を録音する場合は、[マイク]は[無効]でOKです。
 ②[ステレオミキサー]が表示されない場合は、[ドライバー]を更新すると上手くいく場合があります。
 ③パソコンの音が小さい場合は、
  [ステレオミキサー]の上で[右クリック]し=>[プロパティ]=>[レベル]タブのところで音量を調整します。
 ④一連の作業が終了したら「サウンド設定」の変更は元に戻しておきましょう。
  時間が経過すると変更したことを失念してしまい、思わぬ手間が発生することもあり得ます。


2021年2月6日土曜日

「ステップ記録ツール」を試してみた

 「ステップ記録ツール」を試してみた


 ボランティア活動(シルバーCITAサロン)で、偶にメールなどで質問を受けることがある。
 「どうしていいかわかりません」、「うまくいきません」といった漠然とした質問も多く、
どう対処していいものやら戸惑うことが間々ある。
状況を言葉(文書)で説明することが難しいこともあるのだろう。

 このような場合、操作の流れやその時の画面の状況がわかると対処しやすい。
Zoomを使えば相手画面を共有し相手画面を見ながら声で解説(操作指示)できる。
Zoom様々だ。

 Zoom以外に何か良い手立てはないものか? と探してみると
Windowsアクセサリの中に「ステップ記録ツール」なるものがあった。
名前からしてパソコン操作を記録するアプリのようだ。
今まで一度も使ったことはなかったが、
ボランティア活動(シルバーCITAサロン)で使えないものかと、
ステップ記録ツール」、早速試してみた。

【準備】
❶ステップ記録ツールを起動
 [スタート]=>[すべてのプログラム]=>[Windowsアクセサリ]=>[ステップ記録ツール]
❷記録の取り込み内容などを設定する
 ①[ステップ記録ツールを起動]=>[▼(設定)]
 ②[画面の取り込み内容]を設定する
  ・画面を取り込むか否か
  ・取り込む画像の数を設定する(1~999)

❸上記の設定をして[OK]をクリックすれば準備は完了だ。
❹出力ファイルは後で設定できるのでここでは省略。
❺[ステップ記録ツール]の[設定]は都度行う必要がある(設定は保存されない)

【記録】
 早速使ってみよう。簡単なワード操作を記録してみる。
❶操作
 [ワード]を起動=>[文字の入力]=>[文字列の選択]=>[コピー]=>[貼り付け]
❶チェック項目
 以下の操作がどのように記録されるのかを確認した。
 ①(左・右)クリック動作
 ②ショートカット操作

【記録結果を開く】
[記録の停止]をクリックすると、以下の画面が表示される。
保存が必要な場合はここで[保存]しておく
❷冒頭に説明書きが表示され、其の後に操作記録がある。

[Bing Microsoft Translator]を使って冒頭説明書きを翻訳すると
記録したステップ
このファイルには、記録されたステップを他のユーザーに説明するために記録されたすべてのステップと情報が含まれています。
このファイルを共有する前に、次の点を確認する必要があります。
・以下の手順では、記録を正確に説明します。
・他のユーザーに表示させたくないスクリーンショットの下やスクリーンショットに関する情報はありません。
パスワードや入力したその他のテキストは、使用した機能キーとショートカット キーを除いて記録されませんでした。
次の操作を実行できます。
・記録されたステップの確認
・記録されたステップをスライド ショーとして確認する
・その他の詳細を確認する

❸Step記録の一部
「あいうえお」と入力後、[コピー]ボタンをクリックした場面
 ([コピー]ボタン上にマウスポインタが見える)
❹Additional Details記録(Step5部分)
 [コピー]ボタンを(左)クリックしたことが記録されている 

【感想】
操作記録アプリとしては優れものだ(と思う)。クリック操作は当然のこと、
ショートカットキー操作もチャンと記録してくれる(全てを確かめたわけではないが)。
状況によっては使えそうだが、記録をやり取りする手間を考えると「う~ん」となりそう。
操作時の画面が記録されるので手順の解説資料作りには使えそうな感じ。

おまけ
保存すると
[Recording_YYYYMMDD_mmss.mht](年月日時分)というファイル名で保存される。拡張子は[.mht]。
ダブルクリックして開くと[インターネットエクスプローラー]が起動され「ステップ記録ツール」が開く。
また[右クリック]=>[プログラムから開く]=>[Word]でワードでも開ける。
少し手を加えれば操作手順マニュアルは「アッと言う間?」に出来上がり。