2024年5月3日金曜日

Copilotの「音楽生成AI Suno(プラグイン)」を試してみた

 Copilotの「音楽生成AI Suno(プラグイン)」を試してみた

 AI(Artificial Intelligence:人工知能)の進化には目を見張るものがある。
Windowsでも3種類のAI(Copilot:副操縦士)が使えるようになっている。
機能や操作方法ほぼ同じだが、一部微妙に異なる。
 何れもマルチモーダルAI(Multimodal Artificial Intelligence)で、
テキスト/画像/音声/など複数の種類のデータを一度に処理できる統合されたAIモデルだ。
上手く使いこなせれば「先生要らず」(だと思う)
(ボランティア活動「シルバーCITAサロン」も廃業に追い込まれるかも!?)
                   

AIの名称アイコンの場所 主な特徴
1CopilotBing検索窓右端 ❶アイコンの表示方法
 Edgeの[+]タブをクリック=>検索窓右
❷検索ジャンル(カテゴリ)を選択できる
❸画像生成AI(Designer)が使える
❹プラグイン使用で作詞作曲が出来る
(Suno)
2
Copilot
in Windows
タスクバー右端 ❶(一部の)アプリの起動が出来る
❷(一部の)[設定]画面を起動できる等々
作詞作曲が出来る(Suno)
3
Copilot
in Edge
Edgeツールバー右端 ❶Webページとの連携
 (表示されているページの要約など)
文書作成機能あり
❸画像生成AI(Image Creator)が使える
作詞作曲が出来る(Suno)
(注)[Designer]や[Image Creator]は画像生成AIへの入り口であるが、
  これらを使わなくても「何でも聞いてください」のところに
  [~を描いて]とか[~を生成して]とか入力すると画像生成が出来る。
  [~]は描きたい絵(画像)のイメージを文字(テキスト)(プロンプト)を入力する。
  入り口は違うが使われるAIはどれも同じようだ。

注目すべきは音楽生成AI[Suno]が使えるようになったことだ。

早速試してみよう(どの[Copilot]でもOKのようですが、ここでは[Copilot]を使った)。
❶[Bing]の検索窓右端の[Copilot]アイコンをクリック
❷[プラグイン]をクリック
❸[Suno]を[ON]に設定
❹会話のスタイル[より創造的に.よりバランスよく.より厳密に]から何れかを選択
❺「何でも聞いてください」のところに「作成したい曲のイメージ」を入力
 ここでは「パソコン教室 シルバーCITAサロンの応援歌」と入れた
❻[Enter]キー
❼「歌詞は準備できました。さらにステップが必要です...」と表示され
❽続いて「完了しました!曲を楽しんでください」と表示される
❾[再生]ボタンで再生し確認する。出来栄えに納得できれば
❿[ダウンロード]ボタンをクリックし=>[名前を付けて保存]([mp4]形式で保存される)
⓫作品例(プロンプト:パソコン教室 シルバーCITAサロンの応援歌) 
 なかなかやりますね~!。

(注意事項)
 ❶マイクロソフトアカウントでのサンインが必要
 ❷無料で使えるのは、[1日のプロンプトの入力回数は5回まで]の制約がある
 ❸[Copilot in Windows],[Copilot in Edge]では、「~の曲を作って」などと
  音楽生成をしたい旨を明示的に入力する

【本家のSuno
本家[Suno]のWebサービスは、マイクロソフトやグーグルのアカウントでサインインすれば利用できる。
日本語での入力(出力)も可能だ(必要に応じて翻訳)。
[Suno]のトップ画面

早速試してみよう。
❶[創造する]をクリック
 ([図書館をクリックすると、過去に作成した作品一覧]が表示される)
❷[初期モード]か[カスタムモード]の何れかを選択(トグルスイッチのオン/オフ)
 ★初期モード     :[Suno]にお任せ
 ★[カスタムモード]:ユーザーが詳細を設定
      各モードの画面は以下の通り
初期モード(カスタムモード オフ)カスタムモード(カスタムモード オン)













❸[初期モード(カスタムモード オフ)]
 ①[曲の説明]のところに作成したい曲のイメージを文字で入力
 ②楽曲のみを望む場合は[インストルメンタル](歌のない楽器だけで演奏された曲)をオン
 ③[創造する]ボタンをクリック
  ([創造する]ボタンが反応しない時は、1日の利用制限を超えている可能性がある)
 ④曲が生成されるまで暫くお待ちください
 ⑤曲の生成が完了すると右側の生成履歴(過去に生成された曲一覧)の最下段に表示される
  (画面左下にも同様のものが表示される)
 ⑥クリックすると右側にプレビューが表示され演奏が始まる
 ⑦曲名部分をクリックすると大画面で表示される
 ⑧ダウンロードや削除をしたい場合は、[](三点リーダー)をクリック  
 ⑨[削除]したい場合は、[ゴミ箱に移動]をクリック
 ⑩[ダウンロード]したい場合は、[ダウンロード]をクリックし
  音声(Audio)(mp3形式)または画像付き(Video)(mp4形式)の何れかを選べばよい

❹[カスタムモード(カスタムモード オン)]
 ①[カスタムモード]を[オン]にすると詳細な設定が出来る
 ②[歌詞]のところに[自作の歌詞]もしくは[曲のイメージ]を入力する
  ・[曲のイメージ]を入力すると[ランダムな歌詞を作る]が[歌詞を生成する]に変わる
  ・[曲のイメージ]を入力後、[歌詞を生成する]ボタンで歌詞が生成される 
 ③何も入力しないで[ランダムな歌詞を作る]をクリックすると何故か英文の歌詞が生成される
 ④(歌詞なしの)楽曲のみにしたい場合は[インストルメンタル]を[オン]
 ⑤[音楽のスタイル]には、
  ・希望する音楽のスタイルを入力する(例えば「アコースティックポップ」とか)
  ・Sunoはアーテイストの名前を認識しないが、ジャンルや雰囲気は理解するそうです
  ・「演歌 哀愁」などもありか?
 ⑥[音楽のスタイル]を入力せずに[ランダムスタイルを使用する]をクリックすると
  予め用意されたスタイルを使うことが出来る。
  複数用意されているが、全て英語表記なので音楽用語が分からないと辛い。
  プレビューがないのでここは一発勝負。
 ⑦[タイトル]に曲のタイトルを入力する
 ⑧[創造する]ボタンをクリック
  ([創造する]ボタンが反応しない時は、1日の利用制限を超えている可能性がある)

あとは、[カスタムモード オフ]の場合と同じ流れになる。

作品例:
 ❶歌詞のイメージ:愛犬チロ物語
 ❷音楽のスタイル:bouncy kids music

(注意事項)
 ❶マイクロソフトやグーグルアカウントでのサンインが必要
 ❷無料で使えるが、以下の制約がある