2016年5月28日土曜日

双(雙)ケ岡(ならびがおか)(115.8m) 登山

双(雙)ケ岡(ならびがおか)(115.8m) 登山


勝手に京都市十名山」の「双(雙)ケ岡(以下「双ケ岡」と表記)」に登ってきました。

 「双ケ岡」って「山とちゃうんと違う?」、野暮な突っ込みが聞こえてきそうですが、
かの深田久弥先生の不朽の名著「日本百名山」でも、山(岳)のつかない「八幡平」「美ヶ原」などが
名山として紹介されています。「双ケ岡」も名山の資格充分です。

それはさておき「双ケ岡」はプログのタイトルにも使わさせていただいている「徒然草」の作者
兼好法師が庵を結んだ地だと言われており一度は行ってみたいと思っていた場所です。

仁和寺仁王門前の道を150mほど東へ、そこから南に約500mほど歩くと、
吉田兼好が隠棲した地と伝わっている「長泉寺」があります。
(途中、御室小学校の校門前に「兼好法師舊跡」(長泉寺門前)への道案内碑があります)
御室小学校の校門前に「兼好法師舊跡」への道案内碑
(南へ250m)


「長泉寺」の中に入ることは出来ませんでしたが、
門前には「兼好法師舊跡」と刻まれた石碑が置かれていました。
周りは閑静な住宅街で面影を残すようなものは特に見当たりませんでした。

長泉寺の向かいに「土堂公園」があり「オムロン発祥の地」と書かれた碑がありました。
隣には社名やブランド「オムロン」の由来が書かれています。
この辺りの地名「御室(OMURO)」に因んで「OMRON」と名付けたのだとか。
[御室(OMURO)]=>[OMRON]、納得です。

道を少し戻ると「取り付き」らしい細い道があります。これから登る双ケ岡、
「兼好法師も徒然草執筆の合間に双ケ岡を散策したのかな~」などと思い巡らすとワクワクしますね。
なお、双ヶ岡で一番標高の高い「一の丘」は円墳の墳頂です。
既に発掘調査が行われており石室は埋め戻されていますが、
西側には「横穴式石室羨道部碑」が残されています。

山行の様子はスライドショーで。

一の丘からのパノラマ
一の丘から西方向を望む