2016年9月23日金曜日

陰陽師 安倍晴明 ゆかりの地(の一部)を訪ねて

陰陽師 安倍晴明 ゆかりの地(の一部)を訪ねて


2001年の映画「陰陽師」で一躍有名になった「安倍晴明」。

京都には、晴明ゆかりの地といわれるところが数多くあります。
「晴明神社」やすぐ傍にある「(一条)戻橋」は、余りにも有名で紹介するまでもないと思います。
今回は、京都人でもあまりご存じない(?)と思われる晴明ゆかりの地(の一部)を訪ねてみましょう。

  (↓クリックで地図表示)
1.安倍晴明公 嵯峨御墓所
2.稲住(いなずみ)神社
3.梅林寺と円光寺 
4.鎌達(けんたつ)稲荷神社


1.安倍晴明公 嵯峨御墓所
  「嵯峨御墓所」というぐらいだから他にも墓所があるのですかね?。
 渡月橋から桂川左岸を東へ数百メートル。嵐山に来られた節には是非お立ち寄りください。

2.稲住(いなずみ)神社

 稲住神社、安倍晴明の子孫「土御門(つちみかど)家」の屋敷のあった場所だそうです。
 祭神は安倍晴明。他に境内にある巨木の根をご神体とする魔王尊と稲荷も祀られています。
 魔王尊と言えば、鞍馬寺奥の院にも祀られていました。なんでも650万年前に金星から降臨したのだとか。
 厳かな雰囲気が漂うものの、ヤブ蚊が多いのにはまいりました。
 車も通れない細い路地を入ったところにあり、少し分かり辛いかも知れません。鎮守の森が目印。

3.梅林寺と円光寺
 稲住神社からは目と鼻のところにあります。
 梅林寺と円光寺は、稲住神社と同様「土御門(つちみかど)家」の屋敷のあった場所だそうです。
 梅林寺の門前には「土御門家御菩提所梅林寺」の石碑があり、境内墓地には歴代の安倍家(土御門家)の墓が
 あるそうです。一般公開されていませんので中に入ることは出来ませんでしたが、
 門前からは天体観測で使用された天球儀、渾天儀が置かれたという台石を見ることが出来ました。
 梅林寺とは通りを挟んで斜め向かい、数十メートルほどの距離にある円光寺にも同様のものがあるそうです。



4.鎌達(けんたつ)稲荷神社
 由緒書きが消えかかっていて大変読みづらいのですが、
 伏見稲荷大社よりも古く「元稲荷」とも伝えられているようです。
 主祭神は、倉稲魂大神と猿田彦大神であり、伏見稲荷大社の祭神と重なります。
 白菊稲荷大神が祀られているのも同じです。
 
 鎌達(けんたつ)稲荷神社は、安倍晴明の子孫「安倍土御門家」の鎮守社だったそうで、
 「西寺跡」のある「唐橋西寺公園」に隣接しているので分かりやすいと思います。
 余計なお世話かもしれませんが看板の字が間違っているのでは?(阿部=>安倍) 。


安倍晴明公の伝説 晴明神社」も併せてご参照ください。