「匂天神」の「匂」って何?
「菅原道真公」を祀る天満宮や天神さんは「北野天満宮」以外にも京都市内には沢山あります。
「匂天神」もその一つです(洛陽二十五社)。
「匂天神」に関して以前から疑問に思っていたことがあります。
それは 「匂天神」の「『匂』の由来です」。
「匂天神」は、下京区匂天神町(烏丸高辻東入)(京都銀行本店東棟の南壁の中)にあります。
数ある天満宮、天神の中で、最もマイナーなものの一つではないでしょうか?
頑丈そうな鉄の扉(鉄格子?)に守られて鎮座されています(閉じ込められているように見え、何だか気の毒)。
駒形札もあるのですが、文字が消えかかっていてよく読めません。
「祭神は菅公にして往昔祇園御旅所大政所の敷地に勧請の年月詳かならずが
明治年間洛陽天神二十五社の一と稱せられました。
又当地竹之辻子と明治二年六月匂天神町と改稱し以来今日に至る。
学業成就の神として多数祈願者が有りその霊驗まさにあらたかと云われます」
これを読むと「匂天神町」の町名の由来が「匂天神社」だということは分かりますが、
肝心の「匂天神の『匂』の由来」 については分からずじまい。 トホホ‥。
全くの想像ですが、
往昔、祇園御旅所大政所の周りには梅林があり、
チョット気の利いた人が道真公の有名な歌
「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘れそ」
と重ね合わせて命名した?
単純すぎるか‥