2018年4月15日日曜日

和気清麻呂 絵巻(紙芝居) 護王神社 

和気清麻呂 絵巻(紙芝居) 護王神社 


護王(ごおう)神社は、京都御所の西、烏丸通を挟んで向かい側にある。
主祭神は、和気清麻呂公命と和気広虫姫命。姉弟神だ。

「足腰の健康安全、病気怪我の快復には格別のご利益がある」として訪れる人は引きも切らない。

境内にはいたる所に「猪」。「猪」と「祭神である和気清麻呂公命」と「ご利益」の関係は、
「和気清麻呂公命、道鏡事件で大隅国(今の鹿児島県)へ流されたが、途中
足萎えで立つことも出来なかったが、猪のご守護によって不思議と立って歩けるようになった」
という故事に因んでいるようだ(詳しくは「由緒書」を参照)。

護王神社 表門
護王神社 中門
拝殿
いたるところに猪
足萎難儀回復の碑 ここで祈願
由緒書①
由緒書②
由緒書③
いのしし神社のおはなし
また由緒書には、
和気清麻呂公は、長岡京が十年を経ても完成せず厖大な費用がかかりすぎるとして、
桓武天皇に「葛野への遷都を進言、造宮大夫として平安京の都造りを推し進めた」とある。
平安京造営の立役者・重要人物の一人なのだ。
「足腰の健康安全」 が有名すぎて、こちらの方は少し霞んでしまっている?

護王神社の烏丸通り沿いの塀には、
「護王神社 ご祭神 和気清麻呂公命 和気清広虫姫命 絵巻」なるものが展示されている。
北から南へ順に読み進めると「和気清麻呂公命 和気清広虫姫命」の生い立ちや功績、
道鏡事件(宇佐八幡宮神託事件)、猪にまつわる故事などが理解できる仕掛けだ。
写真に撮って紙芝居風に仕立ててみた。
北から南に読み進めます
Google Slide

紙芝居風動画(音声入り)

余談:
火星と木星の間にある小惑星帯に「和気清麻呂」と命名された小惑星がある。