紅葉狩り 鞍馬寺
秋晴れのいい天気に誘われて、少し早すぎるかなとは思ったが鞍馬に紅葉狩りに行ってきた。
鞍馬には何度も訪れたことがあるが、この時期は初めてだ。
京福電車の車窓から「もみじのトンネル」とやらを是非自分の目で見てみたかった。
この日は休日だったので人出のことが心配だったが、心配は的中した。
ホームは人人人・・・。当然電車は満員、立錐の余地もない。
「間もなくもみじのトンネルです」とのアナウンスがあり電車のスピードも一段とゆっくりに。
「客に紅葉したもみじを楽しんでいただこう」というサービス精神には頭が下がる思いだが、
車窓からの眺めを楽しもうと右に左にキョロキョロしてみるも見えるのは人の頭と顔だけ。
何とか窓際までこぎつけ、パチリと一枚。確かに綺麗だが楽しめたのは「ほんの束の間」であった。
そうこうしているうちに鞍馬駅に到着。
「もみじのトンネル」もう少しじっくりと楽しみたかった。残念。
駅を出ると新旧の大天狗がお出迎え(2019/12/20に新旧交代とのこと)。
新大天狗さん、なんだか元気そう。
駅前の店で腹ごしらえ。腹も満ちたところでいざ出発。
目指す「鞍馬寺金堂」の標高は約409m、鞍馬駅が236mほどなので標高差約170mの登りだ。プチ登山。
(鞍馬山(584m)は金堂の北約700mほどの所にある。金堂まで行っただけでは鞍馬山に登ったとは言えない)
仁王門手前のもみじは見事に紅葉している。仁王門で「愛山費(300円)」を払い中へ。ケーブルカーはパス。
途中、魔王の瀧を見て由岐神社へ。大杉社を経て由岐神社本殿で参拝。
ここは「源氏物語ゆかりの地」でもある(「源氏物語 ゆかりの地」を訪ねてをご参照下さい)。
「源氏物語」「若紫」で光源氏が藤壺の女御に似た「若紫」と運命的な出会いをした場所、
北山の「なにがし寺」の候補地だ。
この辺りから九十九(つづら)折りの参道を登る。
台風の災禍か倒木も散見されるが、よく手入れされた杉の大木の中を歩くのは爽快、疲れを感じさせない。
五町、中門を過ぎれば丁度半分、何カ所かの急な階段を登り切れば鞍馬寺だ。
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何やら長蛇の列が出来ている。
パワースポットといわれる金剛床で「自分と宇宙が一体化し宇宙のエネルギー」を得ようとする人々の列だ。
行列を横目に境内を散策。思う存分「紅葉」を楽しんだ。
今回は行かなかったが、金堂左手奥に「奥の院参道」の入り口がある。
義経(牛若丸)ゆかりの背比べ石、木の根道、義経堂、奥の院を経て貴船に抜ける道だ。
「奥の院 魔王殿」は650万年前に金星から魔王尊が降臨した場所と伝わるところだ。
個人的にはここが最強のパワースポットだと考えている。
奥の院 魔王殿 |
【ご参考】
魔王尊は安倍晴明を祀る稲住神社にも祀られている(陰陽師 安倍晴明 ゆかりの地(の一部)を訪ねて) ご参照あれ。
奥の院参道入り口のもみじの紅葉 ここが一番見事だった(個人の感想) |
「鞍馬山案内 裏面」 |