2023年3月18日土曜日

京都 十二支巡り

 京都 十二支巡り

干支(十二支)、普段は殆ど使う機会はない。
年に一度、年賀状を書くときに「さてどのイラストを入れようか?」と考える時ぐらいだが、
たまに、直接「歳」を聞けないとき「生まれは何年(なにどし)?」と尋ねる場合にも使うかな?

かっては十二支は時刻や方位を表すことにも使われていた。
今でも12時のことを「正」、正午より前を「前」、正午より後を「後」と呼ぶ名残が残っている。
Excelのオートフィル機能の中にも十干十二支が組み込まれているのは興味深い。
需要があるのでしょうね?
★時刻:一日24時間を12で割り2時間単位で十二支を割り当てた。
    更に2時間を四等分し30分間隔で「一つ」「二つ」「三つ」「四つ」とよんだ。
    従って「草木も眠る丑(うし)三つ時」は「午前2時~午前2時30分」のことだ。
    昔は「30分単位で事足りていた?」、のんびりとしたいい時代だったに違いない。
★方位:北(子)、東(卯)、南(午)、西(酉)。なお、北東は[表鬼門]、南西は「裏鬼門」。


前置きが長くなったが、今回は「神(仏)使」「狛X」などと絡めて、
今までに訪問したことのある十二支が鎮座する(祀られた、奉納された)代表的な寺社仏閣」を整理してみた。 
他にもっと素晴らしいところがあるやも知れません。皆様も探訪してみてください。
(寺社仏閣名をクリックするとGoogle Mapへ、画像をクリックすると拡大表示) 
No十二支
  訪問したことのある
  代表的寺社仏閣
神(仏)使・狛X・その他
1

(ね)
大豊神社 大国社
2

(うし)

長岡天満宮
北野天満宮
その他多数
長岡天満宮
3
(とら)
建仁寺 両足院 毘沙門堂
4
(う)
岡崎神社
5
(たつ)
伏見神寳神社
6
(み)
大豊神社
7
(うま)
田中神社
8

(ひつじ)

法輪寺
虚空蔵菩薩は寅・牛年生まれの守護仏
9

(さる)

新日吉(いまひえ)神社
(京)日吉神社
猿田彦神社
大豊神社 日吉社
朝日神明社 猿田彦社

新日吉(いまひえ)神社
10
(とり)
天寧寺
11
(いぬ)
泉涌寺 即成院
12
(い)
建仁寺 禅居庵 摩利支天堂
護王神社

建仁寺 禅居庵 摩利支天堂
     
【物臭な貴兄の為に】
「あちこち巡拝するのは面倒くさい」とお考えの物臭な貴兄の為に
一度で全ての十二支を巡拝できるところをご紹介します。
 参道脇に十二支が祀られています。

安井金毘羅宮(京都市東山区下弁天町70)
 「干支回縁」と称して石柱の上面に十二支が描かれています。   
 

干支回縁

今年の干支「卯」

  伏見稲荷大社のある稲荷山は狐だらけだ。
  しかし、間力大神 八霊社(GoogleMapには[いなり大神・間力大神]と表記されている)には
  何故か十二支が勢ぞろいしている。宇迦之御霊神像を中心にぐるっと一周囲むように
  各方位に十二支が配置されている。
  


                    


  本殿前に、えと(干支)の社があります。
  狛✖などはいませんが、干支毎(掛け持ちあり)の守護神が祀られています。 
                  

賀茂御祖神社(下鴨神社)は世界文化遺産です
   稲荷山には十二支の守護仏も祀られている。稲荷山は何でもありだ。
   間力大神 八霊社の少し先に十二支守本尊がある。


 だるまさんの足元に干支が並んでいます。
 一周すれば干支巡り完了。ほんの数秒です。
 干支の背後には守本尊が書かれています。
   

 瓦に焼き付けられた干支が奉納されています。
 但し、撮影時点では「巳」が欠落していました。
      


 拝殿の天井に見事な木彫りの龍がいることで有名な龍尾神社。
 本殿を囲う塀の欄間に干支が彫られています。本殿右手から時計回りに見ていくと
 [子]=>[丑]=>・・・。
 しかし、何故か、最後は[戌]=>[亥]ではなく、  [亥]=>[戌]の順となっています。
 何か意味があるのでしょうね。

拝殿の天井



もご参照ください。