2023年4月1日土曜日

背割提=>石清水八幡宮<=>鳩ケ峰(142.48m)登山=>飛行神社

背割提=>石清水八幡宮<=>鳩ケ峰(142.48m)登山=>飛行神社 

 コロナ第8波もようやっと落ち着いてきたので、ほんと久しぶりに花見に行くことに。
京都市内の桜の名所とされるところはほぼ行きつくしているので、今回は少し足を延ばし
「西日本有数の桜スポット」と評判の「背割堤(京都府八幡市)の桜」を見に行った。

「背割堤(せわりてい)」は桂川・宇治川・木津川の三川合流域にある。
八幡市のGUIDE MAPを見ると近くに「石清水八幡宮」「鳩ケ峰(142.48m)」などもある。
「少し欲張りすぎか?」とも思ったが、
[背割提の桜]=>[石清水八幡宮]<=>[鳩ケ峰(142.48m)登山]=>[飛行神社]を目指した。
令和5年度 背割堤さくらまつり

八幡市 GUIDE MAP より
 阪急[西山天王山駅]から期間限定のシャトルバスが運行されていたのでそれを利用。
時刻表では1時間に1本ほどであったが、臨時バスが増発されたので待つことなく乗車。
10分ほどで終点の「さくらであい館」へ。
 背割提は延長1.4km、桜の数は凡そ220本だそうだ。
全体像を掴むためには「さくらであい館」に併設されている展望塔(高さ約25m)に登るのが一番。
(さくらまつり期間中は入場料300円)。
吉野山のように「一目千本」とはいかないが「一目220本」、堤の先は霞んで見えない。       
 

展望塔(25m)

背割提(右:宇治川,左:木津川)

対岸の男山

運営協力金(100円)を払っていざ背割提へ。
提の両サイドに桜。見事な桜のトンネルだ。延々と続いている。圧巻だ。
ぶらぶら歩きながら観桜。空の青を背景に競い合うように咲く桜。映えるな~。
堤を下がったり上がったり色々なアングルで桜を楽しめる。最高!
30~40分歩いたかな、気が付いたら堤の先端まで来ていた。
先端は扇状の階段となっている。木津川側の河川敷を戻りながら再度桜を満喫・堪能した。
目一杯楽しんだ。今年の桜はこれでおしまい。           
背割提 先端
背割提 先端


 石清水八幡宮は、背割堤から目と鼻の先にあり、標高125mほどの山中にある。
ケーブルカーも利用できるが「多少苦労した方がご利益も多いだろう」と言い聞かせ表参道を選択。
長い階段が続き思いのほかしんどかった(帰りは男山山上展望台を経て裏参道から下った)。

[一の鳥居]=>[表参道]=>[本殿]=>[エジソン記念碑]=>[鳩が峰登山]=>[男山山上展望台]=>[裏参道]=>[飛行神社]

パンフレットに書かれた由緒によれば、
「859年僧行教和尚が宇佐八幡宮(大分県)にこもり日夜熱祷を捧げ、
 八幡大神の『吾れ都近き男山の峰に移座して国家を鎮護せん』と御神託を蒙り、
 同年男山の峰に御神霊を御奉安申し上げた」のが石清水八幡宮の起源だそうです。
 ・宇佐八幡宮は平安時代の道鏡事件の現場
 ・鶴岡八幡宮(鎌倉)は源頼朝公の祖先源頼義が、京都の石清水八幡宮を勧請したしたもの(源氏の守り神)
祭神は、応神天皇(誉田別尊)、神功皇后(息長帯比賣尊)、比目咩神(市寸島姫命)の三柱。
本殿を含む十棟が国宝に指定されている。神使(神の使い)は「鳩」だ。
国宝 石清水八幡宮 パンフレットより
一ノ鳥居

一ノ鳥居の扁額 八の字が神使の「双鳩」

南総門
御本殿
エジソン記念碑
エジソン記念碑
男山山上展望台
男山山上展望台
男山山上展望台から京都市内を望む

京都タワーも見える

 
鳩ケ峰(142.48m)は「男山散策路 こもれびルート」上にあるはずなのだが
肝心の「こもれびルート」への取り付きが見つからず難儀した。
道路沿いで「朝堀たけのこ」を売っていた地の人に聞いても「知らない」という。
男山レクリエーションセンターの方に尋ねると「裏の階段を登れば直ぐだ」とのことで
改めて確認すると門の傍に道標があるではないか。見落としていた。悔しい~。
急な階段を登ると途中「展望のきかない展望所」があり、更に少し登ると山頂にでた。
あっという間に登り切ったが、取り付き探しの疲れがドッと出た。
山頂からの展望はないが二等三角点が設置されている。

所々に貼られた「重要なお知らせ」を読むと
「こもれびルート」は2023年3月31日をもって廃止とのこと。ギリギリセーフだった。
4月以降は立ち入り禁止で、鳩ケ峰(142.48m)は「幻の山」となりそう。
詳しく調べたわけではないが、
ケ峰(142.48m)の山名は、石清水八幡宮の神の使い(神使)の鳩に由来するのではと推察する。  
男山レクリエーションセンターの門と道標
展望のきかない展望所
「こもれびルート」は2023年3月31日をもって廃止
山頂付近
二等三角点 八幡(はちまん) 標高142.48m

「こもれびルート」は2023年3月31日をもって廃止
[飛行神社]、変わった名前なので前から気になっていた。
折角近くまで来たのだからちょっと寄り道。
由緒書きによれば、
「『日本で初めて動力飛行機を発明した二宮忠八』によって1915年に創建された」そうだ。
主祭神は「饞速日命」。
境内には、F104Jジェット戦闘機のエンジンや零戦の機首部なども展示されていた。           
F104Jジェット戦闘機のエンジン


 今日はよく歩いた。大層疲れました。 
 また石清水八幡宮に参拝する機会があれば、迷わずケーブルカーを使います。