2016年1月17日日曜日

繁栄稲荷社 琴平神社(金刀比羅宮) 厳島神社

繁栄稲荷社 琴平神社(金刀比羅宮) 厳島神社


[初詣 考]で[ご利益めぐり]のゴールとして紹介した「繁栄稲荷社」に行ってきました。

【職業別ご利益巡り】(この通り拝巡すれば、子々孫々[繁栄]間違いなし)
(ご利益巡り [初詣 考]もご参照ください)

もう何年も前に京都御苑内の宗像神社に行った時、
境内に「京都観光神社」があったのは承知していたのですが、
「繁栄稲荷社」は見落としていたので改めて行ってきました。
宗像神社本殿の左側に3社あり、その中央が「繁栄稲荷社」です(左:琴平神社、右:少将井神社)。


柱に貼ってあった由緒書き(?)によると
[繁栄稲荷社] 祭神 命婦稲荷神(みょうぶいなりのかみ)
「京都御所にも、古くよりその地を外からの侵入を防ぐ神として祀られ、白狐が稲荷山に繁殖して神社を守ったとの伝説により、土地を守り、子孫繁栄、事業発展を願い信仰があります」とのこと。
(注)命婦(みょうぶ)とは、「律令制下の日本において従五位下以上の位階を有する女性、ないし官人の妻の地位を示す称号」だそうです。稲荷狐には朝廷に出入りすることができる「命婦」の格が授けられたことから、これが命婦神と呼ばれたそうな。


帰り際、直ぐ近くにある「厳島神社」にも立ち寄りました。
由緒書きによると平清盛が母、祇園女御のために、安芸の厳島神社を勧請したのが始まりで、何回かの移転を重ねてこの地にあるのだとか。

祭神は、宗像三女神と祇園女御
 田心(たごり)姫君
 湍津(たぎつ)姫君
 市杵島(いちきしま)姫
 祇園女御

ここの鳥居は、京都三珍鳥居のひとつで、2本の柱の上に架かる島木と笠木が唐破風(からはふ)の形をしていることから「唐破風鳥居」と呼ばれ重要美術品に指定されています。
(破風とは、「切妻造り」や入母屋造りの妻側にある三角形の部分で、唐破風とは中央部を凸形に両端部を凹形の曲線状にしたもの」だということです)

鳥居前の食事中の猫。
近くにいた人に聞くと大変人懐っこい猫で、ベンチに座っていると膝の上に乗っかってくるそうです。

京都三珍鳥居の残り2つは、木嶋坐天照御御魂神社の三柱鳥居と北野天満宮境内の伴氏社の石造鳥居。
木嶋坐天照御御魂神社の三柱鳥居
北野天満宮境内の伴氏社の石造鳥居


僅か10分足らずで、宗像大社(福岡県宗像市)、金刀比羅宮(香川県琴平町)、厳島神社(広島県廿日市市)に参拝した気分になれます。