2018年5月6日日曜日

近所の道路元標

近所の道路元標


道端などで「頂部が弧を描くように丸く削られた形状をした道標」を見かけたことはありませんか?
正面に「○○村道路元標」などと書かれたやつです。

 「道路元標」は、路線(道路)の起点・終点または主な経過地を表示する標識のことで、
1919年(大正8年)の旧道路法は各市町村に一個ずつ設置することとされましたが、
1952年(昭和27年)施行の新たな道路法により、設置義務もなくなりその存在意義はなくなりました。

いつの間にかなくなってしまった道路元標も少なくないようですが、
東京都中央区の日本橋の中央には、時の総理大臣佐藤栄作の書による「日本国道路元標」と
書かれたプレートが埋め込まれ今でも現役のようです。

さり気なく佇む「道路元標」、半分以上埋もれているものもあり中々見つけ辛いですが 、
近所 (といっても少し範囲は広いですが) にも、まだ幾つかの「道路元標」が残っています。
(市町村名は大正時代のものです)



京都市内には他にもまだまだ沢山あると思いますが、取り敢えず今までに撮りためたものを。
ひょっとしたら皆さんの近所にもあるかも知れません。
「道路元標」は貴重な歴史遺産です。大切にしましょう。

市町村名をクリックするとGoogle Mapが開きます。
   
京都市
(烏丸三条 京都銀行三条支店前)
向日町
(西国街道と物集女街道との交差点)
新神足村
(西国街道と府道79号線の交差点)
大原野村
(府道140号線と府道733号線の交差点)
松尾村
(松尾大社大鳥居入ってすぐ左手)
嵯峨村
(桂川左岸渡月橋から350m)
西院村
(西院春日神社境内)
花園村
(妙心寺 南総門前)
上鳥羽村
(JA京都市上鳥羽)
横大路村
(伏見区横大路草津町)
修孚院村
(左京区山端川原町)


なお、「京都市道路元標」を地図にない場所としてGoogle Mapに登録しようとしましたが
残念ながらはじかれてしまいました(理由は不明です)。