近所の眺望絶景スポット
「乙訓景観十景(全30景)」に刺激されて、
今までに訪問したことのある「近所(※)で眺望のいい場所(Spot)」をご紹介。
(※)近所=区内+向日市
「乙訓景観十景」選定のコンセプトは、
「後世代に継続して残したい自然景観、歴史的文化景観ならびに生態景観」
ということであるが、ここでは「眺望絶景スポット」として
❶街並みがよく見える
❷手軽に行ける
❸兎に角見晴らしがよければいい(歴史,文化,生態景観としての視点は勘案しない)
を基準に主観的に選定。
(順不同)
1.北ノ口東公園(向日市物集女町北ノ口) (推定標高66m)
ここはイチオシです。何しろ前方を遮るものが何もない。
360度とは言わないが、120~130度は見渡せる。
ありふれた公園ではあるが安全確保のためか異様に高いフェンスで囲まれている。
北ノ口東公園からのパノラマ |
上の画像や肉眼では判別しづらいが北東方面(左側)の山の部分を拡大すると
比良山系(滋賀県)がうっすら冠雪しているのが見て取れる。
北東方面(左側)の山の部分を拡大(比良山系まで見える) |
Google Map (北ノ口東公園) |
2.向日神社 北山遺跡(向日市向日町北山) (推定標高50m)
向日神社境内の南端に「北山遺跡」の案内板がある。絶景スポットはその先にある。
京都市南部、向日市、長岡京市、大山崎町を展望できる。
京都西山連峰の小塩山から天王山まで丸見え。視界の広さは「北ノ口東公園」に勝るとも劣らない。
向日神社に参拝後、勝山公園(乙訓景観十景「 勝山」)内の元稲荷古墳や絶景スポットを巡るとよい。
3.法輪寺(京都市西京区嵐山虚空蔵山町16) (推定標高60m)
「十三参り」や「針供養」で有名な嵐山の「法輪寺」。
本堂右手の舞台(見晴台)からの眺めも素晴らしい。
存外知られていないのか?休日なのに閑散としていた。勿体ない話だ。
境内には穏やかな表情をした「羊の像」。
由緒書きはありませんのでよくわかりませんが、
「羊は」法輪寺の本尊である虚空蔵菩薩の使いだそうで、
虚空蔵菩薩が背中で休まれるために伏した姿をしているのだとか。
本堂の両脇には、神社にある狛犬のようなものもあります。
右側は「虎」、左側は「牛」。
これは、虚空蔵菩薩が牛年と寅年生まれの守り本尊であることから来ているようです。
4.九社神社鳥居前 (京都市西京区大枝西長町) (推定標高180m)
「手軽に行けるのか?」と問われると「う~ん」という感じの場所。
九社神社は大暑山山麓の果樹園(大枝の柿)を抜けたところにある。
視界の広さはほぼ180度。登りの苦労もこの景色を見れば一瞬で吹っ飛ぶ。
九社神社には由緒書きなどがなく、詳しいことは不明。ネット情報によれば
祭神は「火彦魂神(ほひこたまのかみ)、天手力男神(あめのたちからおのかみ)」で、
・火彦魂神(山幸彦):天孫降臨した瓊瓊杵尊と木花開耶姫の子。神武天皇(初代天皇)の祖父。
・天手力男神:天照大神の隠れた天の岩屋の戸を手で開けた大力の神。
九社は「伊勢神宮」の二社「皇大神宮(内宮)・天照大御神」と「豊受大神宮(外宮)・豊受大御神」
そして「松尾大社」の七社(本社・月読社・櫟谷社・宗像社・三宮社・衣手社・四大神社)
を指すそうだ。
一度で九社の参拝ができるので、ご利益も多そう。
参拝を兼ねて素晴らして眺望を楽しむミニハイキングがお薦め。
九社神社鳥居前からのパノラマ |
Google Map(九社神社) |
上記以外で今まで行ったことのある区内の「抜群の眺望を楽しめる場所」としては、
「三鈷寺」,「天空農園」,「金蔵寺見晴らし台」などがお薦めだが、何せ遠いのが難点。
「手軽に行ける」という基準からは難がある。
「乙訓景観十景(京都市西京区エリア)」をご参照ください。
「近所の歴史探訪(古墳探し)~「丸尾古墳? 磐座?」編~」をご参照ください。
❸金蔵寺見晴らし台(京都市西京区大原野石作町) (推定標高360m)
「皇都鎮護埋経(候補)地を巡る (その1 [南,西])」をご参照ください。
今後、新たな絶景スポットを見つけ次第順次追加する予定。